倫理
あまりまとまらないことを書こうと思う。 性的な欲望に関して、仮に 「女性 → 少女・少年 → 動物 → 非生物」 というようなアブノーマルな方向性があったとする。 欲望の対象が「少女・少年」だと、いたいけな子供たちを陵辱するイメージで、犯罪の匂いがどう…
…仕事前に急いで書いてるので、後で加筆・修正するかもしれません。2回目。壮大にネタバレしていきます。 この映画、やはり素晴らしいので、ぜひいろんな人が見てほしいと思う。渋谷シネクイントで2月6日までやっているみたいです。 あらすじ:アメリカ中…
これについては、長く書かなくてはならない。 近日中にでも、少女論・人形論をまとめたい気分だ。 渋谷シネクイントで見る。設定そのものがコメディ的であるがゆえに、様々な読み取られ方がしそうな映画である。『キサラギ』もそうだったが、見る者の立場に…
先日のエントリは諸々反応をいただきましたが、言いたいことは、コミュニケーションそのものが目的化している人間や、目的化する場面が、(自分も含め)増えているのではないか、ということです。そのことを強調したかったがために、歴史問題に関してうんぬ…
テレ東の深夜番組「よろセン!」で偉人としてヒトラーが取り上げられたことに関する批判があるとかないとか。日刊サイゾーでも記事になっています。 …大したことじゃないなあ。 アイドルを知識・常識がないという点で批判することの愚かさは今さらいうまでも…
コミュニケーションに関しての考え事の2回目です。 人が納得するとか、信じるということを考える時に、信じるということが中心的な問題となることが自明な、宗教という現象を考えることは重要であると思われる。(ここでは諸宗教の現象のある部分のみを切り…
ところでぼくはサービス業で、接客業みたいなもので、人と話すことも結構多いわけだが、最近よく思うのだ。お客さんは決めてもらいたがっている。どうすべきか決めてほしがっている。自由という不自由を抱えて惑っている。 この世には類似の商品・サービスが…
さて、ほとぼりが冷めないうちに書かないと。ネタバレしながら進みます。 ℃-uteの舞台「携帯小説家」ですが、いろいろと意見があるようです、よく知らないけど。 ぼくの見方は、前半で娯楽性を打ち出して、後半で脚本家のメッセージ性をこめてきた、という点…
ラブホテル進化論 (文春新書)作者: 金益見出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02メディア: 新書購入: 6人 クリック: 518回この商品を含むブログ (100件) を見る読了。面白い。引用しながらいろいろ書こうと思う。 最近所用があり、ラブホテルに行く機会…
アイドル愛を擬似恋愛と捉える方は、上記エントリの①のような相対化する視点を持つヲタではなく、まさにベタにアイドルに恋愛をしてしまっている人間をこそ念頭に置いているかもしれない。 アイドルとアイドルオタクが幸せな関係を築く方法(http://d.hatena…
以前の「場のルールはどのように形成されるのか(3)」(http://d.hatena.ne.jp/onoya/20080807/1218128487)は、いろいろ思惑があって書いたものだが、内容としてはやはり不備があった。 神宮花火大会におけるベリキューヲタのはっちゃけぶりに関して、僕…
2008年8月13日 レジュメ「複相化戦略」を一応あげておきます。ほとんど実際のと変えていません。先日のエントリのまとめなので、読んだ方にはあまり意味がないと思われる。 *複相化戦略* アイドル現象を以下の図によってカテゴライズしてみる。 【…
無事終了。 モーニング娘。の話はほとんど出ず。[第2回モーニング娘。学会] 8月13日(水) 場所:財団法人東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎第3会議室 時間: 午前の部「萌え論」:10:00〜12:35 昼休憩 社会科見学 ―おいも屋本舗へ行こう― …
知らなくてよいもの、知らされないことによって希望があるということ。 神は何も信じない。知っているだけだ。 人は何かを信じる。知らないからだ。 対アイドル関係を、あまりにある固有のイメージのみに限定された関係に閉じて理解しようとし、それ以外の情…
伊藤剛はアニメにおける「キャラ」と「キャラクター」概念を区別する。 「キャラ」…多くの場合、比較的に簡単な線画を基本とした図像で描かれ、固有名で名指されることによって(あるいは、それを期待させることによって)、「人格・のようなもの」としての…
アイドル概念は、恒星である。直視できない。それを観測するにはサングラスをかけないと。サングラスはメディアだ。メディアを介さないとアイドル概念を捕捉出来ない。ちなみに個々のアイドルは惑星である。恒星の周りで付かず離れずの距離を取っている。あ…
お台場冒険王ファイナル・フットサル「Gatas CUP 2nd Round」 シンデレラがヲタ向けではないので、迷った挙げ句ガッタスを見にいく。 しかしながら、ガッタスも、どうなんだ、これはヲタの空間なのか、どうなのか、と戸惑った。 それは、ネタ化、メタ化でき…
ま、全て最高で終われば言うことなしなんだけど。
「スミレ16歳!」も来週が最終回だそうです。 さて、人形と人間という2つの表象によって我々の立ち位置の脆弱さを示してくれる「スミレ16歳!」だが、第9話・第10話では人形愛が主題となってくる。いよいよもって重要である。第9話 関東最強と呼ば…
先日、加護亜依が香港で喫煙したことを告白した。そのこと自体に議論が起こるのは当然として、彼女の言い分が気になる。 『嘘つきになるのが嫌だから』http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/55389/full/ 嘘つきとは、なかったことをあるように「語る…
「2.アイドルを信じるとはどういうことか」の続きです。 さて、アイドルへの愛という問題を可視化した作品として、現在BSフジにおいてマンガが実写化されたドラマ「スミレ16歳!!」を挙げることができる。見てない方はこちらで雰囲気をご確認ください。…
先日の、「1.誰がアイドルを信じているのか」の続きです。 「信じる」という言葉は不思議だ。「信じている自分」を意識した途端に、その信じる対象の不確かさに思いを馳せている。以前新宗教の信者の方に、「宗教の真理を「信じている」じゃなくて、「知っ…
松浦亜弥、中野サンプラザ夜紺に行く。 2006年のライブで幻滅して、 2007年のライブで納得して、 さあ、2008年の松浦は。 全編生バンドで行われたライブ、今日気づいたのは、生バンドだと圧倒的にヲタ芸がしづらい、ということ。まあそもそもしようとする人…
夏焼の件がとりあえず収束した、と見ていいのだろうか。 とは言え、STK対策ってのは本気でなんとかしないといけない。アイドルが、そうした存在がいることへの恐怖を感じることによってアイドルの魅力を削がれてしまうことはあまりにも悲しい。そこらへん…
なんだかんだ他のことを書いていたので、℃-uteイベ品川を1週間遅れで振り返る。 仕事が終わってギリギリ間に合わせる、ということを2週連続でやってしまった。 ℃-uteヲタとして感想を述べるならば、最高だった、という一言で十分だ。最近の℃-ute現場では、…
4.ヲタ芸の死 ハロプロの現場である程度確立したヲタ芸の型は、主に秋葉原で活動するようなマイナーなアイドルに対する応援の文化としていつの間にか定着したらしい。 気がつけば、昨年、今年と、メディアで取り上げられるヲタ芸というものが、もはやハロ…
3.ヲタ芸の衰退 ヲタ芸がハロプロの現場において見られなくなるのは2005年だったか。僕は2005年10月16日の相模大野の後藤真希のコンサートで、はっきりとヲタ芸が打たれなくなっていることを感じた。今もって、僕はハロプロ現場におけるヲタ芸の衰退の理由…
前回、前々回のエントリの前田有紀問題に関して、まっとうな批判をもらって、その件に関していろいろ考えた、ヲタの特質について。 ヲタってのは、情報化社会の申し子なのだ。真偽の定かでない情報が溢れに溢れる社会で生まれたのがオタクだ。だから、まず、…
2.ヲタ芸の隆盛 さて、基本的には推しではない演者のところでするものだったヲタ芸(主にOADやロマンス)は、2002〜2004を流行のピークとしたように思う。 2001年夏にコンサートに初めて参加した僕の記憶では、はじめはPPPHくらいしか統一性のある動きはな…
前回のエントリを引き継いで、ヲタ芸について考える。過去2年くらいで書いてきたこともふまえて。 ちょっと仕事まで時間がないから途中まで書きます。1.ヲタ芸の発生 ヲタ芸は広義のものとしてはPPPHも含むとは思うが、批判の対象になるヲタ芸はOAD・…