倫理

ヲタ芸再考:補足

1.ヲタ芸の発生 の補足 さて、まずは上記のエントリの補足をしなければいけない。タイムリーな話題とは言え、こんなりブクマがつくとは思わなかった。ここまでヲタと関係のない外部の方が読むとなると、もっと厳密に言葉を選ばなければいけないし、慎重に…

場のルールはどのように形成されるのか

MELON GREETING・渋谷O-EAST オールスタンディングは嫌なのだが、たまたま週休でBuono!も出るので見に行く。 渋谷O-EASTなんてところは初めてだ。渋谷のそこらへんはラブホばっかりだが、土地がデコボコしていたり猥雑としていて、オシャレ感とは全く違う毒…

おいも屋本舗に行って来た(2回目)

火曜日に、おいも屋本舗に行ってきた。U15専門のお店ですね。別に何を買うというでもなく。 昨年9月に一度行って以来だ。 「視聴覚室」で流れているDVDが昨年9月とほとんど変わっていない気がする。いいのかそれで。「いもうと倶楽部」の広告のポケット…

映画『アリーナロマンス』

映画『アリーナロマンス』を借りてきて見る。ネタバレします。 あらすじ:アイドルヲタである主人公ミツルが、同級生で男性アイドルのオリキをしている女子高生・舞華と仲良くなり、歌手になるという彼女の夢をかなえるために、アイドルのオーディションを受…

お腹がすくアイドル

ベリキュー合紺で改めて気がついたのだが、ハロプロアイドルはよくお腹がすき、よく食べる。歌詞の中で。 お腹が減った時だけ 不機嫌さ 『我ら!Berryz仮面』 食欲すごく落ちてる ケーキが2個っきゃ入んない こんなに華奢な私を ね 包み込んでよ ね いいでし…

鳥居の中の聖域

日テレのバラエティ番組『おネエ★MANS』に出ている鳥居みゆきを見た。ひどいことになった。 以下の秀逸なエントリは是非読むべきだと思う。読めば、何が問題なのかは分かる。 http://d.hatena.ne.jp/onodan/20080423問題点をまとめるならば、芸人鳥居みゆき…

合紺の小芝居について

これ、名古屋、大阪でもやるのかどうか知らないけど、ネタバレします。

ケータイ小説「過誤・愛」

加護亜依のインタビュー2と3を見る。 「弱い人間」「弱い人間」と加護が繰り返す。その言葉は「人間は弱いものだ」という普遍的真理として受け取ろうと思う。「加護亜依は弱い人間だったので二度も過ちを犯しました。」そんな物語を消費して平気な面してい…

無知な美助っ人

加護亜依のインタビュー動画を見た。よく考えて言葉を選んで加護が話せば話すほど嘘臭い。どうでもいい。「無知でした、無知でした」と繰り返す加護。そんなもん分かってる。分かってて応援していたのですよ。無知であることこそが超越的存在であることの証…

すかいらーくグループリーグ最強決定トーナメント

久しぶりにガッタスの試合を見る。有明コロシアムに行くのは初めて。僕はスフィアリーグのガッタスしか知らない。当時はガッタスとカレッツァとドリームが三つ巴で、それ以外はフットサルに関しては素人のアイドル予備軍みたいな構成だった。 今日の出場チー…

ベリキュー!の楽しみ方

「ベリキュー!」4回目が終わりました。 こんなにテレビにかじりついているのは久しぶりだ。 この番組はどうだ、つまらないか?いやいや、「存在」が垂れ流されているではないか!…どこで垂れ流されているか。この番組の見どころは何か。 回答するメンバー…

①AKB48「悪魔の握手会」

話題のAKB48「悪魔の握手会」動画を今さら見る。 これが僕にとって不快なのは、AKB48がファンをバカにしている構図だからではない。 AKBヲタはAKB48というアイドル現象の一部なのだから、それが自虐と言われようがAKBヲタはそれすらも…

生ガッタス

もう先々週のことになるが、Gyaoの生ガッタスでのいしよしのコメントが印象的だった。 「フットサルを始めて一番嬉しかったことは?」の問いに、「台本とかのない生(なま)」に惹かれるという答えと共に、サポーターが彼女達へと向ける視線の質についても触…

レスへの希求

ヲタの実存的問題として。 今日はひたすらなっきぃにがっついていたんです、スケブをずっと持って。別にスケブに面白いこと書いてるわけじゃないんです。ただ「なっきぃ」って書いて、なっきぃ推しであることを不器用にアピールしているだけ。だって、なっき…

アイドルの固有名詞

アイドルの実存的問題として。 ハロプロのメンバーは基本的に本名をそのまま使っていると認識している。田中れいなとかアヤカとか、多少の例外はあるにしても、芸名を使っているメンバーはいないと認識しているが、これは正しかったろうか。もともと一般人が…

2007総括

結局繰り返しなんだけど、アイドルって何か、っていうのは、翻って自分のヲタとしてのスタンス如何であるということ。アイドルに何を求めるのか、アイドルにどう相対していくのか。難しい問いを2008年に持ち越していく。答えは出ないんだろうけど。 今年の参…

2007ハロプロ重大(10大)ニュース

(特に順位はつけず。)今年書いたエントリを振り返りながら。 ①相次ぐ不祥事・脱退 「謝れ」なんてどの面下げて言えるものか(http://d.hatena.ne.jp/onoya/20070508/1178650498) 『僕はアイドルはある意味では自分の「鏡写し」だと思っている。』 庄司は…

『シャワーGirl!』

テレビ朝日の実験的?なテレビドラマ『シャワーGirl!』(http://www.tv-asahi.co.jp/s-girl/)を見る。 ストーリーは、簡単に言えば冴えないイラストレーター(アイドルヲタク)の家に若い女(実はアイドル)が転がり込んでくるというありがちな話だ。 …

写真取捨選択

イベント後に有名なハロプロのグッズ屋でなっきぃの写真を買う。写真を選びながらなぜ写真を買うのか自分に問うてみても仕方がない泥沼にはまることに気づく。 全てを買うわけではないのだから、そこでは取捨選択をしている。写りのいいもの、ポージングの善…

チャンス!⇔危機

チャンス!(完全生産限定盤)アーティスト: 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。),2℃,家原正樹,斎藤悠弥出版社/メーカー: ZETIMA発売日: 2007/11/07メディア: CD購入: 1人 クリック: 112回この商品を含むブログ (153件) を見るきらレボの展開を知らな…

がんばれと言われたのでがんばる。

℃-uteイベ、大阪エルシアターに言ってきた。 2週連続イベントでの遠征とは、自分もがんばっちゃったなと思う。 これが今年の参戦数の39回目。自分の中で40は行きたいと思っていた。後はメロン紺に行きたい。 今回のイベは追加公演ということでミニライ…

「倫理」という語

マナーについて。http://hellopro-koutei.cocolog-nifty.com/ura/2007/11/post_bdcf.htmlも読んで。 僕は最近アイドルって現象の存続が危いことからことあるごとに「倫理」とかいう語を使っているが、これは必ずしもヲタの枠を超えた社会におけるマナーには…

捨身アイドル

コンビニで「BUBKAゴールデンベスト」を立ち読み。 (http://www.machineworks.co.uk/whg/2007/11/ufawwwww.htmlも参照のこと) 「生写真とは何か」というのはハロプロにおいては結構重要な問題だ。ハロショにおいても、ツアーグッズにおいても、生写真の占…

現場でどーする。

倫理、というと大仰なら、マナーの問題はたしかにネット上でどうこう言うより現場で動くべき問題ではあるんだろう。 アイドルとの距離の問題も、現場で感じて考えるべき問題だ。 僕のアイドル観だと、握手会ってそんなに僕が行きたいはずのものではないと思…

松浦亜弥や

18:00 松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜 僕は昨年の松浦秋紺に対して、松浦の人間宣言と称して、釈然としない思いを記した。(http://d.hatena.ne.jp/onoya/20061022/1161548511) アイドル「あやや」が完全に歌手「松浦亜弥」に…

代替可能性に関して(2)

代替可能性に関して(http://d.hatena.ne.jp/onoya/20061225/1167012084)も参照のこと。 愛をめぐる二つの形式がある。 『「干渉しないことこそが最高の愛」と「愛とは究極の束縛」という二項』。 言語哲学に突っ込みそうな話だが、型にはめずに対象を認識…

愛をめぐる二つの形式

『「干渉しないことこそが最高の愛」と「愛とは究極の束縛」という二項の対決。』 言語哲学に突っ込みそうな話だが、型にはめずに対象を認識するとは、常に固有名詞として対象を認識するということだと思うが、それって可能なのかという議論は検討する価値が…

アイドル語りの可能性

好きだからしょーがないじゃん!っていうベタな日記と、 アイドルをいじっていじりたおすネタな日記をバランスよく、でいいじゃないですか。 私を主語にする文章(私は〜思う)と、アイドルを主語にする文章(アイドルは〜である)。 主観的な文章と、客観的…

テキストはアイドルか?

僕は非常に臆病な人間であり、とりあえず謝れるというのは社会人に慣れたことの証だとも思うのだが、僕は本気で悪いと思って反省文なるものを書いた。だけど本気じゃなくても「本気」と書いてしまえば事足れり、みたいなネット空間で、これもまたシヴイズム…

小宇宙の中で愛を叫ぶ自分

結果的に、おとといの日記が多くの人の不快感と反感を買ったらしい。で、鈍感な僕は当初何に対して怒っているのか(そもそも怒っているのかすら)よく理解していなかった。なんでこんなどうでもいい日記にブクマがついているんだろう、みたいな。 しかしなが…