8月29日、タカノフルーツパーラーでスイカのパフェを食べた。

季節限定のパフェ。正直、絶対に食べたいというパフェではなかった。ただ、季節限定ということと、スイカのパフェという珍しさから、食べておこうか、という気になったまでだ。これは、アイドルヲタとしてはこのグループは見ておこう、というような、「押さえる」という感覚に近い。
自分の感覚では、スイカはメロンに比べてパフェに適さない。うまく説明できないが、スイカは果肉感が薄い。水分量も関係しているかもしれない。また種が分散しているために、取り除きづらいというデメリットもある。フルーツパフェではメロンパフェに勝るものはない、と信じる以上、スイカのパフェはそれを超えることはないだろうと、正直なめていたところもある。
画像では見にくいかもしれないが、黄緑色のクッキー状のお菓子が触角、あるいはツノのように刺さっている。
あ、カブトムシ。
そうか、と思う。スイカはカブトムシで、メロンはクワガタなんだ。似たようで、並べられるとしても、圧倒的にスイカが、カブトムシが夏なんだ。そういう、季節限定力みたいなものだけでも、確かに十分だ。まずはそう感じる。
しかしタカノさん、そんなことでお茶を濁さないですよ。
第一層、生クリームにもちっとした透明のゼリー、球状にカットされたスイカ。バニラアイス。第二層、周囲に生クリーム、厚めにスイカのシャーベット、これが思いのほか甘味が強かった。スイカが水分を多く含むために濃厚さはないのを補うかのようで、このシャーベットの強い味はよかった。その下の白い層はただの生クリームではなかった、チーズの風味もあったようだが、判然としない。第三層、透明なゼリーの下に、スイカの果実が一片と、スイカをすりつぶしたような赤い果汁的なもの。
もっと大味なパフェだと思っていた。食べ終わって、とても繊細に構成されていることに感嘆する。タカノフルーツパーラー、パフェのひとつひとつがよく考えられて作られていると感じる。果実だけでなく、どのような食感のものをどのように配置するのか、そこの技が細かい。これは月1くらいで行きたくなってきた。
今後、パフェの採点を勝手にしてみる。採点がグダグダになったらやめる。



イカのパフェ(タカノフルーツパーラー)1575円
完食時間:19分
見た目の美しさ ☆☆☆☆☆
一貫性 ☆☆☆☆
おいしさ ☆☆☆☆
コスパ ☆☆☆☆
独創性 ☆☆☆☆☆
興奮度(ふるえ)☆☆☆
総合 4.2

所感:第三層のゼリーが少し多かったか。スイカに種があるのは仕方ないので、せめてスプーンについた種を取るための道具(なにかしらの食器)があるとよいと思った。そこまで気遣いがあったら2000円でも高くないかなあ。あと、呼ばなくても水を注ぎ足してほしかった。パフェを食べるときに水は結構重要だと思っている。




帰りについ買ってしまった。

フルーツパーラー・テクニック: カッティングと 盛り付けと デザートと 役立つフルーツ図鑑

フルーツパーラー・テクニック: カッティングと 盛り付けと デザートと 役立つフルーツ図鑑

最近パフェを食べながら、自分ならどうするかとか考えてしまう。自分でパフェが作れたらいいのだが。





8月26日にいいパフェを二つ。

フレッシュパインのサマーパフェ ハイビスカスゼリーを添えて(ロイヤルホスト)556円
見た目の美しさ ☆☆☆☆
一貫性 ☆☆☆☆☆
おいしさ ☆☆☆
コスパ ☆☆☆☆☆
独創性 ☆☆☆☆
興奮度(ふるえ)☆☆☆
総合 4.0

構成:生クリームにココナッツアイス、ハイビスカスゼリーにパイン3片。ヨーグルトにコーンフレーク、バニラアイスに黄桃。パッションフルーツかなにかのピューレ。
所感:ファミレスで、556円のパフェがこんなに完成度が高かったら、他のパフェ屋さんは心してかからないといけない。これまでで最もコスパがよいと感じさせるパフェ。正直パインの甘味が足りなかったが、一貫して南国感を打ち出した、何がしたいのかがよく分かるパフェ。







キャラメル リエジョワ(VIRON)1260円
見た目の美しさ ☆☆☆☆
一貫性 ☆☆☆☆
おいしさ ☆☆☆☆
コスパ ☆☆☆☆
独創性 ☆☆☆
興奮度(ふるえ)☆☆☆☆
総合 3.8

構成:キャラメリゼアーモンド、生クリーム、キャラメルアイス、コーンフレーク、バニラアイス
所感:フルーツパフェが好きな自分が採点すると低めになってしまうが、キャラメルアイスだけでも十分に元はとれるパフェ。量が多く見えるが、生クリームは甘さ控えめで飽きない。コーンフレークの量や大きさ、食感がもう一工夫あればとは思ったが。



パフェの評価基準については、またいつか詳しく書いてみよう…