地球よりまずアイドルを守りたい。

文化祭2日目。
ステージを3回見る。
一回目は右後方から。二回目は左後方のヲタ芸を。三回目、最後は右のブロックで。
ヲタ芸について。
ハロヲタヲタ芸を最も心置きなくできる現場というのは、文化祭だろう。ステージ向かって左後方のスペースは完全にヲタ芸のスペースになっていて、OADもマワリもロマンスもどうぞご自由にの空間。今日驚いたのは、ヲタ芸をするヲタを撮影することが係員によって注意・禁止されていたこと。「踊っている人を写さないでください。」すなわちこれは、ヲタ芸が許されているということである。黙認という段階をひとつ超えている。
祭なんだから、いいんだよね。僕は諸々の事情によりヲタ芸に参加しなかったけれど、PPPHで空高く飛ぶヲタと、上体ごと手を地面に向かって叩きつけていくヲタのコントラストは美しい。東大で爆音をやる時代なのだから、文化祭でヲタ芸が炸裂して何が悪いのか。この場くらい許しとかなきゃ、もうやれる場がほとんどないもんね。
魅せ方について。
ともいきのコーナーでゆうかりんが、えころじぃじぃのVTR中、客席のほうを振り返らず、ずっとVTRを見ていた。ほかのメンバーは時々振り返ってヲタの視線を意識していたのだが。ここらへんがゆうかりんらしい(ゆうかりんのことは何も知りませんが)というか、初々しさなのか。昨日清水と有原がだまったままだった「SAVE THE SEA」のコーナーにはエコモニ。が出てきて、積極的に話に絡んだ。キャリアの差が出ているなあ。なっきーもいろんなコーナーで感想を言っていたけれど、中学生の単純な優等生的回答。面白くはない。環境問題の文化祭だからそれでいいんだけれど、アイドルの見せ方としては甘い。その意味では、ジュンジュンにだいぶ重要なところを任せている朗読は見せ場である。「温暖化」が「おっさん化」に聞こえたんですが。
意味を骨抜きにして、形式だけで萌え転がっちゃうことに関して、僕はもう致し方ないとは思っている。(残念ながら?)この僕とて、地球滅亡よりは、目先のアイドルが滅びないかどうか、そちらのほうが死活問題だったりするのだ。