2008 ハロー!プロジェクト新人公演 3月 〜キラメキの横浜〜

夜公演のみ無理やり参戦。
あーあ、パンフレットが売切れてたよ。
飛んで飛んで足の疲労感がかなり残る。
オールスタンディングも、最前ブロックの地獄絵図を避ければそんなに辛くないのだな。


100番台で入って、前から二つ目のてすりに寄りかかって見る。
一曲目の「JUMP」、たまらんわ。どうしても、一回西念を見て、でやっぱりもう見るまいと決める。
はじめのメンバー紹介でのヲタの歓声が人気投票みたいだ。のっち、真野人気はやはり高い。真野はやはり後藤と似ている。笑顔の口の構成のされ方が後藤と同じに見える。
とりあえず、ゆうかりんが超絶にかわいい。舞美と同様、こっちの主導権が完全に奪われて負けそうになる。そのかわいさに降参しそうになる。かなり危険。ゆうかりんはその危険さで言えば、デビュー当時の松浦亜弥に似ている。それでいて、さらに可憐な声で歌が下手だ。これは松浦の歌がうまいという欠点を克服している気がする。ゆうかりんのすごい方法。透明感があるなあ、ゆうかりんは。僕の少女愛という観念をゆうかりんに捧げたい。
歌がうまいなあとかパフォーマンスとして完成度が高いと思うのは真野・のっち・かにょん・きっかあたりか。仙石もかなりオーラが出ている。デコボコセブンティーンのかにょん・きっかは見ごたえがあった。
それにしても、新人公演という場での対アイドル関係というのはなんとも面白い。僕は去年の℃-ute春紺で、対℃-uteに関しては上から下目線じゃなく、こちらの一方的な搾取じゃなく対アイドルの関係が築けそうだと思った。
エッグのメンツはまだまだかよわい。サキチィにしてもゆうかりんにしても、去年までは生贄が獣の前に差し出されているような印象は否めなかった。それに自分が加担していくのはどうなのか、という迷いのようなものも。だけどそういう自分ルールってのは本当に恣意的で、勝手にこのアイドルなら大丈夫だとか、このアイドルはかわいそうだとか、結局そんなの自作自演だったりする。難しい。
ただ、どう考えてもかにょんの精神年齢は高い。かにょんは掌の上でヲタを操れそうである。


終演後、2階席にいたスクール生の様子を見ていた。保護者だか付き添いの人だかと一緒にステージを見る彼女らは、一体どういう気持ちでいるんだろうか。これは本当にたまたまなのだが、帰りの電車が一緒の車両になった。そうしたことを僕は常日頃望んでいるだろうか。アイドルが現実に存在してたとえば電車に乗っていたりして、保護者がいて…という側面は、僕にとってまったくもって不必要なものだ。だけれどもまた一方で、そうした側面と徹頭徹尾対峙していったらどうなるんだろうという思いも生じた。そうした現実的な側面ととことん向き合って絶望感にさいなまれたい気もする。アイドルの表と裏。裏を見てもアイドルが愛せるか。
新人公演を見ていると、人間がアイドルとなる過程に思いをはせてしまって、それはいやな気分だ。だけど、去年5月の新人公演から今年3月までの彼女たちの成長ぶりを見るとき、それはまた抗えない魅力でもある。言いたいことは、ゆうかりんがかわいいということである。