ナ行・マ行
どうも萌えの感覚を表すにはナ行・マ行がいいようだ、と「レインボー7」の「レインボーピンク」を聞いてて思った。
歌詞の中に「すもももももももも」という箇所があるが、これ、特段入れなきゃいけない歌詞ではない、もちろん。でも、それがとても効果的なんだな、この道重・久住の萌えの世界に引き込む上では。
萌えの感覚を表すには、ナ行・マ行がいいようだ。
なんでだかよく分からないが、唇だとか歯茎と舌が長く接しているような音がいいようなんだ。(でもラ行は若干違う気がするなあ…)
「萌え」という語の「モ」の音はやはり萌えのニュアンスをうまく伝えていると思う。
「モーニング娘。」「モニ。」なんかもやっぱりそう。「モーニング娘。」なんて、この名前じゃなきゃこんなにヲタはつかなかったんじゃないかなあ。「モニムメ」って、ナ・マ行ばっかりだ。
小倉優子の「ももか姫」ってのもそう。
某アニメの語尾「にゅ」もそう。
徳永千奈美の「のにゅ」も完全に意識して作られている。
こうした萌えのハロプロでの最たる具現者、辻の「のの」とか「のん」とかも、やはりナ行だからこそうまく伝えられている。(「らってじまんすんらもん」からして、「ラ行」も少しは貢献してるかな)
ナ・マ・ラ行のニュアンスとはなんなのかな、考えてみる価値はある。
印象としては、やわらかそうで、丸みを帯びてそうで、形状としては「もこもこした」ぬいぐるみみたいな感じかなあ。ほら、「もこもこ」とか「ぬいぐるみ」とか、やっぱり音がしっかり意味を伝えるように言葉ってできてる。
極度にかわいさのみ抽出してできた丸っこいぬいぐるみみたいに、虚構的な感じ、それを「ナ・マ・ラ行」で表している、と一応結論付けていこう。
もちろん萌えを表すのはこれらの行だけじゃない(「たん」とかもあるしね)。
だけど、萌えの中心部には「マ行」、「ナ行」、そして「ラ行」があるんじゃないのかなあ、と今考えております。