モーニング娘。人気

おとといニッポン放送のラジオをラーメン屋で聞いていたら、「女性アイドルグループと言えば?」のアンケート結果のトップが「モーニング娘。」だった。当たり前だ。さて。


モー娘。」は終わった TV視聴率なんと「0.8%」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000002-jct-ent
まあ、確かに、僕ももう娘。ヲタではないけれども、どうしても、こういう安易で悪意な記事に怒りを禁じえない。
どういった勢力がこういった記事を書かせるのか知る由もないが、まずはマスメディアを基準としてアイドルの人気を判断していくことにどれだけの妥当性があるのか、とベタに反論したくもなる。そもそも娘。に原因を帰することの出来ない「ハロモニ」という番組の極限のつまらなさがあって、さらにテレビからネット動画やDVDへ、という消費されるメイン媒体の変化がある。単純に言って終わっているのは「ハロモニ」であって、「モーニング娘。」ではない。ヲタ界隈は誰でも分かっていることだと思うのだが、こういうことは書いておいたほうがいい。
もちろん問題は、ことあるごとに「モー娘。」は終わった、と言いたがる誰かがいる、ということだ(まさか℃-uteを相対的に引き上げるために事務所が仕組んでいるわけではあるまい)。一般人の無難なコミュニケーションのネタとされ、「モーニング娘。って何人いるかもうぜんぜん分かんないよねー」という何の意味もない会話がなされるそのために、どうでもいい視聴率の話を前振りにしていつもの「娘。はもう終わり」の記事。
むしろこちら側から反論をするならば、「モー娘。モームス)」という名の下に、「一般人は終わった」のである。以前も書いたが、「モー娘。」の名を出し、ヲタを笑う「一般人」は、「モー娘。」という、流行における過去の名称に依存している点で、実は過去の流行に染まっていた自分を笑う構図にしかなっていない。われわれヲタは別に過去の「モー娘。」を追いかけているわけではない。リアルタイムで進行する「モーニング娘。」を信仰している。よって、一般人はヲタをバカにしたつもりでありながら、実は過去の流行を、そして過去の流行に染まる自分を否定しているだけである。それはまた繰り返される可能性を秘める。今の流行も、未来には笑っているのだろう、ということになる。そこまで自覚的にやっているのかどうか。そうでないなら、「モー娘。終わった」の記事は、ヲタには何の関係もない、「一般人」の自虐ネタでしかないのかもしれない。