握手会はなんのために

あまり書くことはない。覚えてないから。
そう。いつもそうなのだが、僕は感覚的な記憶がすぐにすっ飛んでしまう。見たことをすぐに言語化しないと忘れてしまう。手のぬくもりとか、声とか、衣装とか、全然鮮明に残らない。これは大きな悩みだ。しょうがないから、できるかぎりすぐに言語化する。
さて、ミニライブ。
1.キューティーガールズ
鉄板だな。安心して楽しめる。でも内容忘れた。
5.Mr.ハンサムからの指令「キューティーアクトレスクイーン」(演技力対決)
非常によく分かっているつくりでしたね。ヲタ的に。梅田に「萩原と岡井に自分の身長を自慢しているときに矢口が来たところ」の演技をさせるとか、岡井に「家で振りの練習をしていたら妹に間違いを指摘されたところ」とかね。なっきぃにもやってもらいたかった。
6. 都会っ子純情
振りがエロくなってしまうことをどう判断するかだが、舞美がエロいのはしょうがないとして、なっきぃはどうだろ、ぼくはエロいまでいかないんじゃないか、と思えるのがうれしい。もう特に書くことを遠慮しないが、胸がもう少し成長していないといいと思う。
8. まっさらブルージーンズ
はっきり覚えていないが、確かこの曲の途中でひどく僕は感動してしまって、身動きが取れなくなりそうで、世界に没入して僕が消滅しているような気がした。泣きそうになった。なんだろう、たぶんなっきぃが必死で動いていることで何か救われる思いがした。一生懸命踊ることが世界においてどんな意味を持つのかなんてことはどうでもいいんだが、僕はそれを見て魂が揺れた。幸せとかいう言葉はどうでもいい、ただ涙が流れそうな感じだ。実際には涙は流れていない、けれど何かが体内に怒涛のごとく押し寄せているような、でも逆に身体の中の全てが、身体と外界の境界線がなくなったみたいに流れ出て世界の中に溶け出すような。ほんとはこんな大仰なものじゃなかったかもしれない。でも今言葉にするなら、こんな感じだ。
10.握手会
握手会には複雑な思いがある。
http://d.hatena.ne.jp/kasimasi1003/20071117/1195295312なども読んで考える。
握手会で何を話すか。どう接するかはヲタにとっちゃ重大な問題だ。いろいろなやり方があると思う。①好きであることをただひたすら伝える、②何かそのメンバー特有のネタを話題にする、③メンバーからなんらかのアクションをしてもらう、くらいが主だろうか。
①は王道。僕はこれでいいんじゃないかと思うのだが、一方で、どうせ他のヲタも言ってるよな…という諦観も出てきてしまう。自分の素直な気持ちを伝えればそれでいいじゃないか、というのは正論で、僕は反論できようもない。だけど、つまらない、という気も同時にしてしまう。ただ恥ずかしいだけかもしれない。
②に関しては、僕は℃-uteのメディア露出をすべてチェックしているわけではないので、自信がない。
ということで、③ということになる。あえてむりやり理論武装するとこうだ。℃-uteメンバーは数百人を相手に握手をしている。愛を伝えられ、笑顔を返し、ただどうしてもそれがルーティンになってしまう。笑顔で「ありがとう」ばかり繰り返させるのは僕はどうかと思ってしまうのだ(これはもちろん個人的な意見だ)。だったらたまにはメンバーになにか要求をして、刺激を与えてあげるのも悪くはないじゃないか、というワガママである。これのいいところは、こちらの要求に考えて反応するので、メンバーを独占していられる時間が長めに取れることである(ほんの少しだが)。
現実には高速の握手会であるから、舞美にウインクをしてもらい、なっきぃに念願の「困った顔」をしてもらった後は完全に流されたけれども(かんなにも同様「困った顔」をしてもらう)、僕は幸せだ。僕は握手会で何かを伝えてアイドルを幸せにする自信がない。だったら、僕自身が幸せになる術を考えて、それで僕の幸せが瞬間的にでもメンバーに伝わればいいと思う。釣りバカの浜崎伝助的発想である(「僕はあなたを幸せにする自信はないけれど、自分が幸せになる自信はあります」)。アイドルが楽しげにライブすることが僕を幸せにするように、僕ができることは、僕が幸せになることでそれをアイドルにうれしいと思ってもらうことだ、と個人的には今日思ったのだ。これは繰り返すがワガママである。でもそれを悪いとは思わない。
ところで、今回思ったのは、かんながかわいそうだ、ということである。どうしても多くのヲタが矢島、鈴木あたりで粘るために、後ろのメンツになるとかなり速く流されてしまう。一番最後のかんなは十分にヲタと話すことができないように見えた。僕もなかばかんなを通り過ぎた位置で「困った顔」を辛うじてもらえた。年齢順+加入時期で並んでいるのだろうが、結構シビアなことになっている。