アイドル左翼は革命を起こせるか

『6/8(金)ストリーム・コラムの花道は、TBSラジオ土曜日のダークホース!自称「アイドル左翼」こと、ライムスター宇多丸さんです。
きょうは「今、アイドル業界に何が起こっているのか!?」
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2007/06/68_e489.html


Imamuさんがまとめてくれていますが(http://d.hatena.ne.jp/Imamu/20070610)、アイドルについて真剣に考えたい人は是非全部聞くべき音源です。宇多丸さんはすばらしい。
宇多丸さんに関しては3年前、モーヲタトークライブでの熱いダブルユー論が今でも印象に残っている。その時の音源を聞き直したら、情熱的ながらも理論的な宇多丸さんのアイドル論の魅力が溢れている。2年前の矢口脱退後のモーヲタトークライブ終了後、矢口の件について宇多丸さんと話したことがあった。内容はよく覚えていない。サングラス越しにも伝わる真剣な表情に人格者を感じた。


今回の「コラムの花道」では「純潔かヤリマンかという二極で、間のない日本男性の女性観」であったり、「黒アイドル(沢尻エリカ)×白アイドル(中川翔子)の概念を提唱」であったり、重要な論点を出しています。
黒アイドル、白アイドルの概念は非常に面白い。僕は「U15アイドル」という試論を書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/onoya/20070405/1175800223)、そんな限定的なものだけでは問題がありすぎます。「白アイドル」は面白いし、現実的でもある。ハロプロメディアリテラシー(ネットリテラシー)をつけさせて、アイドル幻想をうまく創り出していく方向へ持っていけるか。今のところ有望なのはかにょんなんだろうけど。
白だろうが黒だろうが、いずれにしても問題はアイドルの「身体性」をどう確保していくかということ。ヲタに身体性を含めて認めさせていく「黒」か、それとも身体性をコントロールして見せていく「白」か。道はありそうだな。