山口〜福岡〜六本木 地方アイドル巡礼記(福岡編)

3月10日夕方。博多から2駅の箱崎駅から、福岡のアイドル「HR」の劇場(BOX THEATER)まで歩く。劇場はボックスタウン箱崎という複合施設内にあった。http://www.box-town.jp/index.html


▲ボックスタウン箱崎


道に迷いながら、チケット販売開始時間を過ぎたあたりで到着。建物の3階に行く。チケットを買うと、整理番号は22だった。あれ、100人入る劇場じゃなかったっけ?


▲劇場(うまく写ってないけど)


チケットを買ったはいいが、待つ場所がない。この複合施設、フードコートのような開放的な空間やベンチが全く無いため、シアター近くの階段やら壁際でなんとなく待つ他ない。これ、2回の公演を続けて見るファンにとっては面倒なのではないかと思う。シアター前で、卒業するメンバーへのメッセージを募集していた。結構卒業するメンバーがいるみたいだ。


▲卒業するメンバーへのメッセージ募集


HRのホームページによれば、チケットの販売は開演1時間前、そして開場時間になったら整理番号順に抽選をしてから入場と書いてあったが、実際には整理番号の順に入場となった。入場時点での客数は30人ほど。生誕祭らしいのに、この客数。入場時にサイリウムを渡される。


▲生誕祭ということで、ファン有志から花が贈られた(この方のお名前が公式サイト上に無いのはなんでなんだろう)


席は9×6列で54席+スタンディングという感じ。こじんまりした劇場。女性・親子席ありだが、見る限り全員男だったので、女性・親子席に座ってもよいことになっていた。椅子席のところは着座のままライブを鑑賞する形。17時30分開演。セットリストはもともと公開されている。「team R 1st「ようきんしゃったね」公演」参照http://www.hakata-r.com/setlist/ セットリストを見れば分かるように、ほとんどAKB系で構成され、HRのオリジナル曲が2曲。
少女がステージで舞い踊り、歌う。衣装も次々と変わっていく。それを照明が照らす。それだけで、高揚感がある。チームRは活動期間が1年に満たないようで、歌やダンスはそれなりだけれども、MCは全くうまくない。とはいえ、ステージはやはり楽しい。それは、AKBの曲への安心感とか分かりやすさとかによるものかもしれない。一方で、居心地の悪さもあった。ファンの叫び方に統一感がないように思われ、「チョコレイト・ディスコ」にもMIXが入るなど、自分の感覚との違和はあった。
本公演は研究生大塚美貴さんの生誕祭ということで、通常のセットリストの後で、ファンからのケーキ、プレゼントが渡され、仲のよいメンバーからの手紙も読まれた。大塚さんの涙。ピンクのサイリウムの光の中、大塚さんのソロと、あいさつ。
公演は1時間40分ほどで終了。


余計なお世話だが、HRはHKT48とどう差別化していくのだろうかと思った。AKBのシステムに依存して作られているように見えるHRが、HKTに対してどう対抗しうるのか。劇場の立地、ファン文化、客数、メンバーの卒業…。自分はHKTもHRのチームHも見ていないので、なんとも言えないけど。



博多駅地下にて、パフェを食べる。「カフェ・ド・ヴァン・ヴェール」にて「フリュイ・ラグラース」(800円)を食す。

パフェは第3層(最下層)が大事だといつも言っている。けれどもこうした見た目の華やかさには抗えない。さくらんぼ・リンゴ・キウイ・柑橘系・メロン。パフェヲタとして言わせてもらうなら、決して果実の質はよくない。だがこのデザインと分量で800円なら魅力的なパフェである。グラスの中もコーンフレークなど入れず、アイスがたんまり。喫茶店らしく、最下部にコーヒーゼリーも入っていた。
博多駅9時半発のバスで関東へ向かう。