ハロショ原宿店がなくなる件

http://www.helloproject.com/museum/index.html
2001年からお世話になっている原宿店が無くなる。
それまで何の縁もなかった竹下通りに自分を誘った存在。
初めは入るのすらためらっていたことが懐かしい。
原宿アベニュー内に店舗があった時、正月のグッズ目当てに長蛇の列が出来て、ヲタの頭越しに初日の出を拝んだこともあった。
生写真が新しく発売されるごとに、その1枚を目当てにハロショ通いをしたものだった。その当時のハロショ来訪回数は、今家にあるFC特典トレカの数で推測することができる。
改めて、あの熱狂は何だったのだろうと思う。「何だったのだろう」というのは単なる懐古でもなければ、「若気の至り」とやらに対する苦笑でもない。それは過去のものではなくて、たとえばなぜライブに行くのか、といういまだによく分からない問いとして自分の中に厳然と残る。
ともあれ、社会の熱狂はとっくに冷めて、ハロショ原宿店の終わりもまたなにやらの象徴として、ヲタにネガティブな感情を起こさせる。
それにしても、ハロショってのは、もう少し、情報発信の場とか、ヲタとヲタをつなぐ場とか、もっと行きたい場所として、店の側から攻められなかったのだろうか。まあ、そんなことしないでも客が来たということはあるだろう。近年はハロショイベントというのも開催されてきたが、どうにも、基本的にはハロショは公式生写真を売っているお店という以上のなにものかにはなれなかったのではないかと思う。
ネット上でいくらでもグッズを売ることができる、けれどもある場所に店を構えている、ということの意味をもう少し生かせないものなのか。…別段アイデアがあるわけでもないのだが。