2008ハロプロ10大ニュース

特に順位はつけないけれど。

①ドアップ・ブログ等、ネット空間の活用
ドアップでのBerryz工房の「行け行けモンキーダンス」の販促や、℃-uteの様々な告知やら、キューティーガールズ存続希望ハガキの到着状況を伝える動画は、やはりテレビではなくてネット空間の方が、アイドルファンとのコミュニケーションを持てる場として有効なのだと思わせる。
ブログもしかりだが、なんらかのチェック(検閲)をしていかないと、普通しょこたんのようにはうまくいかない。ちょっとしたことで芸能人が大きな非難を受けることも今年は多かったように思う。


ハロメンのタレント化
里田の躍進は言うまでもないが、矢口の安定感も認めなくてはならない。安倍なつみ藤本美貴(残念ながらぼくはこの二人を全く生で見ることはなくなったが)、「HANGRY&ANGRY」も含めて、ハロプロという枠組みを感じさせないメンバーが増えてきた。そんな中でのエルダーメンバーの卒業というのは、一枚岩としてのハロプロがもはや成立しなくなってきたことを示している。それは悪いことではなかろう。


③CDにイベント抽選券封入相次ぐ
相変わらず、イベント参加抽選券を封入したCDによって、販売枚数を増やす戦略がとられている。今年はついに10枚買ってしまったことがあったが、アイドルというものが消費と切っても切り離せない関係にある以上、ぼくは仕方のないことであるように思う。今年は文化祭イベントがなかったが、文化祭イベントで温暖化を憂えながら「エコグッズ」に対してムダな散財をさせることは欺瞞であったとしても、それはヲタ自身も共犯者としてかみしめていかなければいけない欺瞞である。それに逆らうことはできるが、しかしいったいどんな消費が正しいというのだろう?


モーニング娘。ハロプロ)紅白落選
紅白は見ていて面白いものではないので、出なくて一向に構わないのだが、やはり一つの時代の区切りは感じさせる。まあ、出たとして、一体何を歌うのだろう、というのはある。ペッパー警部でお茶を濁せばよいのか。それにしても思うのは、モーニング娘。がどうなっているんだというのもあるけど、紅白って一体何なんだっけ、という疑問だ。


ハロモニ終わる
これもまた一つの終わり。アイドル自身が番組の素材であった時代は面白かった。アイドル自身は安全な場所から、出演しながらあたかも傍観者であるかのようになったとき、アイドルの番組は終わる。一見残酷なようだが、アイドルが泣いている時、番組は最高に面白かったのだ。


⑥もどる。
辻が、加護が、飯田が、小川が。一旦アイドルを辞めても、また表舞台に帰ってくるということ。これは一体どういうことなのだろうと思う。アイドルはアイドル自身にとって絶望されるべきものでは必ずしもないのか。それとも彼女達は、アイドルではない何者かとして帰って来たいのか?


まのえりハロプロエッグの台頭
まのえりの「ラッキーオーラ」の衝撃。そして「かにょんVSゆうかりん」という対立図式。また新たな物語が紡がれようとしている。歴史はまた繰り返す、か、それとも、同じ道だってなんか見つけよう、か。


Buono!躍進
今最も色づけがはっきりしているユニットに見える。さらに、曲にハズレがない。日程が合えばライブにはぜひ行きたいのだが。それにしても、CMの仕事までとってこれるなんて。


嗣永プロのプロのお仕事。
嗣永のプロっぷりには驚愕・脱帽せざるを得ない。5月あたりのソロイベで、嗣永は握手会革命を起こした。「みなさんと会話がしたいので先にありがとうございます言っておきます」。「あいコラ!生やぐち」での嗣永もそうだし、℃-uteイベでゲスト出演して見事な司会ぶりをしながらも、(少なくとも一見して)誰からも嫌がられず、嫌われていない嗣永のプロっぷりはなんだろう。だからといって、ちっとも嗣永を追いかけようという気にはならないんだけれども、でも気になってしまう。そのプロっぷりがどこまで行くんだろうという期待感はある。


ベリキュー
深夜番組「ベリキュー!」、ベリキュー合紺。そして、神宮花火。
今年、「ベリキュー」という語が一般化した感がある。



モーニング娘。を嫌いになったわけではないけれども、ハロプロの物語の担い手が、年を経るごとに娘。から他へと移り変わっていく、という感じがする。まだまだ、娘。も面白い要素を含んでいるはずなのだが。
一方ベリキューまのえり、エッグといった勢力は、うまいことCMやら、アニメの曲やら、ポッキー四姉妹やら箱根駅伝やらの仕事を取ってきている。まだまだ、いろいろあるな。
正月紺のタイトルは、「革命元年」。一体、来年は何が起こるのだろう。目を、やはり離すことができない。