Buono!イベ東京1回目

他にイベントがなくて東京でたまたまあったからBuono!イベに行ったことは確かだが、嗣永がいなかったら行ってないこともまた確かだと思う。もう一つ言うならBuono!の曲が好きでなかったら行ってない。で、さらに言うなら、おまえはBuono!紺があったら行くのかと問われたら、一回は間違いなく行くだろうと答える。
最近娘。以外のライブのMCのシナリオがとてもよい。
昼のイベントに参加したのだが、Buono!のメンバーの中で一番〜なのは誰?というアンケート。一つ目は、「一番靴下に穴が開いていそうなメンバーは?」というもの。答えの決まっている、こんなにヲタにツボな質問を用意するとは只者ではない。しかしプロはそれにただよっかかって終わりではない。左右違う靴下を履いてくるという話が出た後で、家には「靴下入れ」というのがあって、分からなくなって弟のを履いてきてしまう、などと、新たな神話を紡いでくれるのだ。欲を言えば、その場で靴下を見せてくれればよかったのだが、アイドルの衣装は身体と不可分なのだから、靴下を見ることは普通不可能だ、ということは去年議論したのだった(参照→梨華ちゃんの靴下って臭いの?)。
それにしても、なんとも仕切りたがりの桃子である。勝手に話し始めて、勝手にはいこれでおしまい、と話を切ってしまう。それがでも絶妙で、イベントとしてはぐだぐだになる手前でうまくバランスをとっている感じがする。
はじめて「こころのたまご」をライブで聞いたが、いい。「恋愛ライダー」も「ホントのじぶん」もいい。完全に曲によって歌って踊って自己陶酔してしまいましたよ。実はアルバム聞いてないけど、ライブがあるなら行きたくなるなあ。
さて、握手会ですが。嗣永にウインクをしてもらうぞ、ということしか決めていない。夏焼様は嗣永と愛理の間なので残念ですがさらっと流すことにさせていただいて、愛理には鉄板の「ねえねえ攻撃」をいただくことにする。
「ウインクして」桃「はいっ!」(横向いて目をつぶる)
(雅様はさらっと。)
「ねえねえ攻撃してっ!」愛理「ねえねえっ」
うーん。正月紺で桃子はウインクできるようになるという目標を掲げたのではなかったか。まだ練習中か。それにしても、あの高速握手の中でてきぱきと「はいっ!」と反応できる瞬発力はアイドルに必要な能力なのであろうが、桃子の「はいっ!」は、これがあたしのウインクよ、有無も否応もないわよ、という権威がある。なんとなく嗣永憲法という言葉が思い浮かんだ。
僕は嗣永が素晴らしいと思うのだが、最後の最後で推しにならないのは、やはり完成度が高すぎる、ということなのだと思う。プロなのだ。もう少し欠落感がどこかにあってほしい。彼女の場合、ミスも含めて完成されているような印象を与えてしまうのだ。それは本当に奇跡的なくらいなのだが、あえて推すこともあるまい、などと僕はかしこまってしまうのである。


夜のラーメン屋で、90年代初頭の架空のアイドル「芳賀ゆい」の曲がかかっていた。僕はやっぱりアイドルが生身の人間であることに何がしかの意味を見出したがっている。