Hello!Project企画「ドラリオン」スペシャル公演(モーニング娘。)

タッチ会が気になったので行ってみる。
ヤフオクで妙に安かったのだ。距離感で考えればかなりお得なイベントである。
それにしても、タッチ会とは何か。タッチ会って、ハロー以外であるのかね?誰か教えてください。
運営側からすれば、握手会の簡易バージョンということで、時間も短くて済むし、わざわざヲタの重い腰を移動させるムダなスタッフも必要なくなるしなぁ。
℃-uteだったらなんかネタを用意したのだが、娘。なので特に何も考えずタッチ会に突入。片手で優しくタッチ、って言われていたのに、強めにやってしまいました。うーん、さゆのかわいさしか印象に残っていない。


サーカスというものを久しぶりに見た。道化師とか、ジャグリングとか、空中ブランコとか、玉乗りとか、言葉にすればどうしようもなく陳腐なものを、目の当たりにすれば口をあんぐり開けて見てしまったりする。すごいものを見るということ。これはアイドルへの視線ではない。それそのものとして完成しているものを見るという安心。第二幕始めから妙に眠くなってしまって、しばらく居眠りしてしまう。
せまい輪っかをくぐる。自分で輪っかを設置して、それをくぐるんだから極めて恣意的な自作自演の営みなのだけれど、それに感嘆する。僕らも設定した輪っかをくぐることで評価されるのだ。輪っかが大きすぎたら、誰も評価しやしないのだ。
人間業じゃないことを人間がやることで人間の可能性に感動する、というのはサーカスが伝える最も典型的なメッセージで、それを今日道重も言っていた。どっちにひきつけるか。人間が人間じゃなくなることに驚嘆するか、人間業じゃないことをやっているのが人間であることに希望を持つか。サーカスは前者だよなと思う。自分がなれそうに思えない。おいそれとステージには上がれない。ポケットに記念の写真を突っ込んでいたヲタ客がステージに引っ張り出された、と思ったらサーカスの一員だったよ。サーカスは超越的他者、近くで見ていても、僕らがそれそのものへと参与していくことはできない。せいぜいがサーカスの織り成す宇宙の端にタッチすることができるくらいか。
アイドルは前者と後者が混在するものだ。なれそうでもあるし、なれなそうでもある。気軽にタッチできるのに、遠い存在でもあり。
最後のミニライブ。「ラブ&ピィ〜ス!」が最強。