替え玉はかたメンで…?

ハロショに行く理由は、生写真である。矢口の写真を買わなくなり、辻の現状を考えると、ほとんどハロショに行く意味はない。ヲタの自己証明のためにハロショに行くというのもない。それでも、娯楽道のついでに行ったハロショ原宿店で、辻の写真を買ってしまった。だってかわいかったから。
思えば、正月紺でのまつげが長い辻を見たときに、僕は嫌な予感を感じていたのだ、多分。だけど「トランプ写真」の辻はかわいかった。騒動の後もなんも変わらず辻写真を売りつづけ、発売を続けるハロショはそれでいい。このまま来年まで売りつづければいい。アイドル辻がまだいるまだいる、って思わせて、いつの間にかまた復帰してくれないかなあ。
それにしても『モーニング娘。in Hello!Project 2004 Summer”よりパート1』『“アロハロ!モーニング娘。 さくら組おとめ組”よりパート2』みたいに、懐古趣味と思える発売の仕方はどうなのか。ヲタに昔を懐かしませたってしょうがないぞ。今は事務所含め、テレ東の社長も含め、もしかしたらハロプロをめぐるあらゆる人々が「昔はよかった」なんて思っちゃっているのかもしれない。だけど、生身のアイドルを愛する僕らはそうした「時間性」とどう折り合いをつけるかという問題をクリアしていかなければならない。
ラーメン屋に行ったら、よりによって「ハピサマ」が流れたよ。前にいたふたりの若者が、「太陽」の話をしていたよ。「大切な人ができたのです(やったね)」って歌っているアイドルに大切な人ができてはいけないのかね。いけないのかもしれない。いけなくないのかもしれない。僕は替え玉を頼んだ。向かいの男は替え玉を硬メンで頼んだ。ああ、替えのメンバーは「かたい」のを選択すればいいのか。そうすれば「裏切られ」ませんか。でも、替え玉はあくまで「替え玉」、それそのものじゃないんだ。
うちに届いてた不在通知を持って郵便局に行ったら、ファンクラブの集いの返金の為替証書だった。こんな紙切れ1枚が4100円の価値があるなら、メタリックの「トランプ写真」が、サイズが小さくたって240円の価値を持ってもいいんだろう。
辻のトランプには「ハートのQ」が描かれている。「愛の意味を教えて!」ってことです。アイドルに対しての愛。「擬似恋愛」をめぐる熱い議論に、僕も参加していこうと思います。