エクストリームアイロニング

ハロモニで紹介されていたエクストリームアイロニングが面白い。
エクストリームアイロニング――『エクストリームアイロニングとは、山や海、川などの厳しい自然環境下において、アイロン台を出し、涼しい顔で平然と服にアイロンを掛けるという、なんともスタイリッシュ(?)な極限的スポーツ』。
http://www.exironingjapan.com/about/index.html
『皆どこかで「俺って馬鹿だなあ」となどと思いつつ、このスリルと馬鹿馬鹿しさの陰に潜む達成感と、極限状態でも不思議と気持ちの静まるこの馬鹿スポーツの虜になり、やっているうちにエクストリームアイロニスト化してしまったというのが実情です。』
なんてオタク的な競技だろう。オタク的な精神そのものではないか。「俺ってバカだなあと思いつつ虜になる」。ヲタです。なによりすごいのは、いやまあこれは意図的な洒落である可能性もあるのだが、この競技者が「エクストリームアイロニスト」(=極限のアイロニスト)という呼称であるということ。すべてが相対化されかねないこの極限の(?)時代において、対象を相対化しつつ、絶対化する。大澤真幸言うところの「アイロニカルに没入する」。むしろ先に名前ありきで競技が産まれたんじゃないかと思えてくる。