「未完成」人

http://www.fujitv.co.jp/video/ugougo/
ウゴウゴルーガ おきらくごくらく15年!不完全復刻DVD-BOX(完全初回限定生産)」 予約開始!!!

…もう15年も経つのか。…¥29,400(税込)。見たいけどねえ。
幼児番組といえば、僕にとっちゃまずは「ひらけ!ポンキッキ」で、「パオパオチャンネル」が残像としてあって、で、「ウゴウゴルーガ」が鮮烈な印象として残っている(まあそのあとヲタがらみで「おはスタ」やら「ティンティンTOWN!」を見ることになるのだが)。当時新鮮なCGキャラクターが最高に楽しかった。当時僕は気づいていたんだろうか、この番組が子供向けじゃないことを。子供ではいたくない僕に、ほどよいダークさを与えてくれた。シュールということの価値を教えてくれた。「ぷりぷりはかせ」、うーん、確かに「ウゴウゴルーガ」は「スーパーミルクちゃん」と相通ずるものがある。同じクリエイターが絡んでいたのですね。
何度も同じことを書いているが、こういう周辺的領域でこそ、クリエイターの本領を自由に発揮できるんだろうと思うのだ。「こういう」ってのは、例えば子供番組だったり、アイドルが絡んでたり、深夜番組だったり。
先鋭的に振舞える周縁領域が脚光を浴びて表舞台に引きずり出された途端に、その尖った牙が抜かれちゃうんだよなあ。あの「TRICK」でさえ、時間帯が変わると「一般の」視聴者を意識した作りにさせられてしまった。
全然違う話のようだが、誇りあるヲタでいたかったら、周縁領域に居座っていた方がいい。いまやヲタ芸も牙を抜かれてしまっているよ。