少女たちそれぞれの視線

豊田、昼のみ参戦。
早朝高速バスで名古屋へ。
昼終わりですぐ新幹線で帰還というバタバタした一日。
豊田は、2004年11月14日のスポフェス以来である。
懐かしい豊田スタジアムが電車内から見えた。

さて、今日は4列右サイド。
先週奈良では、19歳になったらセクシーに、というような発言をしていたのん。昨日の聖誕祭ではケーキにかぶりつくののが見られたようだ、うらやましい限りです。
開演前に、なんか奇声が聞こえたけど、あれのんちゃん?のんちゃんだよねえ。
のんちゃんが鳴いた!
新ちゃんが泣いた! …そりゃ課題図書だ。
今日の初めのMCでは、セクシーに「にゃー」と言いました。でもね。それを僕は残念だとか、思わなかったです。いやたぶんそう思うことは一瞬で済んだ。辻性が辻をそんな風にはさせちゃいられないってこと、知っています。案の定、最後のMCでは、「出し切れてない…」と言う辻が、「にゃー!」ってはちきれてしまいました。
わかっていたけれども、ほとんどわかっていたけれども、うれしいです、そういう辻性の発露。そんなデザートを食べにはるばる来てるんです。

今日は暑かった、ほんとに。いつにも増して汗かいた。いやまあ、4列通路ではしゃげるんなら、いつもの5割増しくらいの気で飛ぶのも無理ないわけでした。そんなヲタ汁を気遣うのの様、「ちゃんと水を飲んでくださいね〜」みたいに言ってくれる。それに全依存で「は〜い!」と勢いよく手を挙げちゃう幸せさといったらないのである。「いい返事です!!」って、のんちゃんとの「プレイ」を楽しむわけだが、こういうところでも分かるけれど、ヲタがのんちゃんを見る視線は下から上だ。のののMC中、よけいなちゃちゃが入ることってまずないんだよな。なぜって、のんちゃんに任せておけば一番幸せな結果になるんだから。
そういう意味で、のんちゃんは神。

ところで、今日はあ〜え列の最前ブロックに、かわいそうに親子連れがたくさん来ていた。かわいそうに、着席したままで見ていた。数曲終わった時点で、大体ダウンだよね。ヲタの文化に完膚なきまでに打ちのめされる少女たち。夢を壊すようであるかもしれないが、しかしそれを楽しめるようでなけりゃアイドルになることはできないのだ。ある意味、試される場だよな。同時に、なんか今日の石川はそういう少女に対して、ではないだろうけど、アイドルの笑顔だった気がする。こっちからはちょっと皮肉っぽく見てしまうような笑顔。
それにしても、ヲタの論理が支配するこの場、梨華ちゃんがMCで「ポジティーVV!」をやる場面でも、ヲタはほっといてちっちゃい子供達も一緒にやってくれるように気遣う。とてもツアーを象徴するような出来事である。ヲタの場だ。ヲタが安住できる場だ。
ツアー当初は娘。紺のよさに目を奪われ、ハロパのメンバー構成の恣意性に魅力をあまり感じなかったけれども、いやあ、よかったですな。もう行けないけれども、辻のよさを存分に感じることもできたし、大満足です。

帰りの新幹線、田んぼの中に、新幹線から見えるように広告が立っている。「がんばろう日本農業」とか、けなげに立ってる。あっという間に通り過ぎる存在に対して、その一瞬で注意付け、そればかりか影響を与えまでしたい広告。そんなの無理じゃん。そっちをまず見るかどうかも偶然まかせなのに、それで広告効果を得ようなんて、到底無理じゃないか、って思うわけだ。
おおげさに言えばそんなもんだね、アイドルにレスをもらう行為って。でもでも、そう、打たないシュートは入らないんだから、まず打て。幸い、新幹線と違って、僕らとアイドルは向き合っているんだから。それに、広告と違って僕らはただ突っ立ってるだけじゃない。声を限りに叫んで、こっち向かせることだってできるはずなんだ。そうやって、新幹線側の注目を得ることだって可能なんだ。だから日々努力しようじゃないか。
その新幹線は、「のぞみ」といった。


今日初めて知ったが、小倉優子って辻のことが好きなんだね。
とってもいい情報です。興味深いです。
なんか虚構の世界できゃっきゃっきゃって感じで、微笑ましいです。