娘。紺総括

レインボーピンクで道重を完全に認めることにした。人形的な動きに見えるように、足の関節の動きが工夫されているところまで手が込んでいる。久住はセリフ部分で若干の難があったと思う。アルバムで出せた雰囲気通りとはいかなかった。とはいえ、曲の衝撃度では今までの数ある参戦の中でもダントツだ。頭抱えたり、頭おかしくなりそうになる曲って、聞いたことない。
亀井がなんか不調に思える。音外しが耳についたし、どうも、目立たない。はじめ6期の中では一番期待していた存在だったのになあ。いまだに色がはっきりしない印象がある。
セクシーボーイ、振りを大方マスターして、楽しませてもらいました。単純な振りが好きじゃない人もいるようだが、恋レボだってそんなに複雑でもないしねえ。今、恋レボのようにほぼ踊り尽くせる曲が出てくれたというのはうれしいこと。つーか、これなかったらもしかして娘。紺参戦してないかもしれないし。昼公演ではちょうどれいなと向き合う形で踊ったが、うーん、快感ですな。振りまねをする目的は大きく二つに分かれる。自己陶酔か、アイドルへのアピールまたはアイドルへの同化だ。昼は明らかに後者。夜は通路で完全に自己陶酔。このバランスやね。
浪漫、ここでもうOAD打たないんだね。ヲタ芸の消失を強く感じたライブでもあった。去年から感じてはいたが、ヲタ芸は会場外でしか見なくなってきている。それは、アイドルの権威の復活とつながっている、と僕は思うのだ。


レインボーピンクと、セクシーボーイを軸として、全体としてとても楽しいライブだった。ライブの楽しさを思い出した。2001年のファンとしての気持ちを取り戻した。娘。最高です。
没入できたので、だいぶベタな、マジヲタ的な日記になった、そのことが喜ばしい。
http://www.geocities.jp/moaning_moron/namida.htmlで、2年前にこう書いた。
…「生きてけないほどはずい」歌声に体をよじる感覚が実は萌えの一歩手前なんだとしたら、我々はすでに作り手側の術中にはまりつつあるのだ。そういうことを自覚しなければ、不覚ながら道重ワールドに持ってかれるヲタになってしまうぞ。…
はい。レインボーピンクで、持ってかれました。グッズとか買いませんが、道重、推します。