先見の明
中学生のころに、
こんなことを思っていた。
将来は、社会の役に立たない職業に就こう。
その気持ちは、今でもよくわかるのだ。
まめまめしきものは、まさなかりなむ。
その通り。
自分がいつも心を揺さぶられるのは、
世の中の役に立たないものばかりだ。
思えば、中学生のころの友人は、
そのころ自分が勝手に描いたイメージ通りの人生を、今歩んでいる。
自分には、人を判断する力はあると思う。
そして、自分が自分を見たときに、
やはり、まめまめしきものをまさなしと思う自分である。
んじゃあ、そういう人生を歩むべきか。
自分を偽って生きるほど、寄り道してる暇はない。
何度も乗り過ごしている電車から、飛び降りる勇気が必要かもしれん。