茨城でアイドルと相撲を見た

8月25日(日)、茨城県筑西市で行われた「関城(せきじょう)の祭典 どすこいペア2013」というお祭りに行ってきました。特産品である梨の収穫を祝って行われていた「梨相撲(なしずもう)」にちなんだ祭りとのことで、ちびっこ相撲大会などが催され、ゲストとして元関取の大至さんと、水戸のご当地アイドルが呼ばれるというレアなイベントでした。


常総線の黒子駅から行こうと当初考えるも、駅からずいぶんと遠いので、いろいろ思案した挙句、栃木まわりで小山駅→結城駅、そこからレンタサイクルで10?離れた会場まで必死でこいでくる、という計画に変更。天気もなんとか曇りでこらえてくれて、道も大きく迷わず、会場の関城支所に到着できました。


ちびっこ相撲は男の子も女の子も相撲パンツというまわしに代わるものを履いて相撲をしていました。幼稚園児から小学校低学年。ある取り組みで女の子の相撲パンツが脱げるという事件が発生、脱げても別に下には体操服を着てるんだけど。


水戸ご当地アイドル(仮)は12時と15時半にステージ。持ち歌2曲と、℃-uteのダンスでバコーン、桃色スパークリングももクロの走れ!を歌った。決してスキルが高いとは言えないけれども、歌、ダンスともに一定のレベルはあって、見ていて心地よい。MCがもうちょっとうまくなるとよいかなあ。水戸のヲタは10人くらい来ていて、盛り上げていた。それがなけりゃ、相当なアウェー空間。水戸ご当地ちゃん漫遊記で土下座をしたらジーンズが汚れてしまいました。
物販で缶バッチがラス1だったので、購入。あと、ほなみさんのブロマイドと、水戸のステッカーを購入。ほなみさんは、いい雰囲気を持っているメンバーで、個人的にはセンターじゃなくて、わき役として輝くメンバーだと思っている。女の子との対応の時も、タオルを地面に敷いて、膝立ちで対応していた姿が印象に残っています。
それにしても、地元の女の子や、果ては酔っぱらったおっさんまでが物販に並んでいた光景はなんだか感動的ですらありました(おっさんの家族の呆れ顔は面白かった)。アイドルってそれだけ訴求力があるもんなんだ、と。勝手なイメージで失礼な話だが、大都市圏以外にはAKBしか訴求力がない、というイメージがあったのだが、「アイドル」という括りが十分に訴求力を持っているということを肌で感じた次第。もちろん水戸のメンバーの魅力があってのことではあるけれども。


「地元の祭り」というものを久々に味わった、楽しいイベントでした。屋台のやくざ風のおやじとか、地元のヤンキーのねえちゃんとか、日焼けした女の子のグループとか、地元のダンスサークルの微妙なステージとか、そういうの、自分の子供の時の祭りの雰囲気そのままではなかったか。しかしもう記憶がおぼろだから、こんな風だったに違いない、という思い込みも含めて、昔のことはコクのあるイメージとして自分の中に残り、また再構成されていく。帰りの夕暮れの中のサイクリングは、ほどよい疲れをより心地よく感じさせました。