キューティーランド4 

東京厚生年金会館、夜の回を見る。
おなじみのぐんまいまい氏が開演前に叫ぶ。
叫ぶと拍手が起きる。
と同時に、後ろのヲタも言っていたが、
イベントへの高揚感がそれによって喚起される。
競馬出走前のファンファーレとか、
時間いっぱいになった瞬間の力士の気合入れの仕草のように、
クライマックスを迎えるための儀礼として、
ぐんまいまい氏の叫びが機能している、ということは言えるだろう。
会場全体がそれを求め、受容し、そして来るべきイベントの開演を、ふさわしい高まりをもって迎えるのだ。


さて、イベントでの見どころはやはり、なっきぃ演じる中善寺なき子(表記不明)だ。
52歳、バツ一、仕事が全く入らない演歌歌手。
報われない、けなげな役回り。
これが「なっきぃ性」です。勝手に断定するけど。
僕が残念ながらなっきぃの写真集を評価できないのは、この「なっきぃ性」を捉え損ねているように思われるからだ。笑顔がかわいい、まあ、それは確かとしても、笑顔と困り顔のギャップにこそ、そしてむしろ笑顔をフリにしての困り顔にこそなっきぃの真骨頂がある。何度も言うが、なっきぃは困らせてなんぼ、なのだ。
しかし、今回握手会では、なっきぃに困り顔をしてもらわなかった。写真集の感想を伝えておかなければと思ったからだ。ということで、「チアガールの格好がかわいかったよ」と伝える。(そして古めかしいセーラー服もお願い、と目で伝える。)


今日で℃-ute現場は今年最後。
また来年初め、中野でなっきぃに初詣。