℃-ute Cutie Circuit 2008 〜LALALA 幸せの歌〜 東京厚生年金会館

前座の漫才「なつももちゅ」がプロ過ぎた。なんであんなに嗣永は芸達者なんだろう。
イベントはシングル曲+最高級のエンジョイガールズ。それから「マジカルCutie一問一答」。
いちいち細かいことは覚えていない。覚えていないんだけど、「俺、℃-ute好きだ」ということだけで十分だ。
曲中に、寒気のような身震いを起こすことがある。それは℃-uteの世界に没入している証なのだ。℃-uteというグループが好きだ。楽屋で話せ!という会話をステージ上で彼女たちが屈託なく繰り広げるとき、僕もまた℃-uteなのだ。そして会場の全員が℃-uteなのだ。全体を包容してしまう温かさ。「桜チラリ」で規則的運動に従事するとき、僕らは身体的な拘束を受けているのではなくて、全き自由を享受している。℃-uteという世界に一体化していく営み。
ついつい僕は失礼なことを言ってしまったよ。体調不良で頑張る栞菜に握手会で、「体調気をつけて」って言ってしまったのだ。それは栞菜をプロ扱いしないことかもしれない。だけど僕は、そういう言葉をやはり発してしまった。ただそれは、貨幣とサービスの交換によって成り立つ不毛な世界からの僕の跳躍なのかもしれない。それが愛?


さて、なっきぃの素晴らしさを語りたいと思う。これまでもことあるごとに書いてはきたけれど。


①口が開いている。
口を開けたなっきぃは正直かわいいかどうかよく分からない。なっきぃはよく口を開けている。踊っている最中も他の時でも、口を開けている。そのアンバランスがたまらない。


②老けて見える。
口を開けた時に如実だが、豊齢線(子鼻の横から口角に向かって入る八の字のしわ)がくっきり出るためになっきぃは老けて見えることがある。アイドルとしてのかわいさと老け顔の共存。その両義性に惹かれる。そこに人間を見る。


③声
なっきぃの声はひとりでハモっているような声である。大好きだ。ただコメント力はまだない。いつも優等生的な無難な発言になってしまう。℃-uteの中のひとりとしてはそれでもいいんだけど、ひとりだけで魅力を出せるようなトークではない。そこが課題。句の末尾にアクセントを置くしゃべりかたも、初々しさが残る。でももうそれがなっきぃだから、それ含めて愛してる。


④気を使っている。
℃-uteの中で一番しっかり者に見える。リーダーをフォローし、まいまい・千聖を優しく見守る感じ。そういう関係性が好きだ。


⑤一生懸命だ。
いやみんな一生懸命なんだけど。でも、他のメンバーのパート中も口ずさんでいたり、卓球で負けて泣いちゃったり、ひとつひとつ真剣に見えるところが好きだ。


⑥キラキラしてる。
これが全てだ、これがアイドルだ。なっきぃは一番キラキラしている。



今日の握手では、一回目ウインクをしてもらった。ばちっと。いつもは記憶があまり残らないのだが、今日は覚えている。キラキラした瞳がばちっと。二回目は昨年同様、自作自演の動機付け作業、「がんばれ!」となっきぃに言ってもらう。なっきぃ、がんばるよ!俺がんばるよ!なっきぃが言ってくれたからがんばるよ、がんばれるよ!