℃-ute DVD MAGAZINE Vol.4

そんなわけで、℃-uteにとっての学校ってのは、「放課後」になるわけです。なぜなら、舞美とまいまいが同級生のわけはないのだから、彼女らが一堂に会するのは、部活以外ありえないのだ。美術部、演劇部、そして、番外編の卓球部があつい。
ネタバレするが、卓球ではなっきーと千聖が決勝に残り、千聖に負けたなっきーが泣いてしまうのだ。泣っきー。…いとしい。
彼女達の魅力が、企画を超えていくということ。ハロモニでの辻や石川や紺野の涙と同じく、なっきーの涙は紛れもなく本物なのだ。僕らがそれを信じられるという意味において本物の涙なのだ。なっきーの涙のせいで、千聖の優勝を祝福する雰囲気が奇妙に複雑化してしまい、むしろDVD作品としてはまとまりがない、ということこそが、アイドルとしての魅力の発露である。アイドルは作品内に収まるものではない。アイドルは何かの下位に位置してはいけないのだ。すべてに超越している存在でなければ。そういう点で、℃-uteっていうアイドルの魅力が溢れたDVDです。