2列中央の破壊力

ほんの十数秒の戦いの末、ともかく2列中央という絶好の位置をキープして開演を待つ。


都会っ子純情
新曲なのだが、曲自体をわるいとは思わないけれども、腰を振りすぎ。腰を振るのは舞美くらいにしてください。セクシー要りません。大人っぽさとか、かけらも期待しません。
ところで、なっきーのおへそが見えます。なっきーはあまりへそを見せたことがない気がしていた。なっきーのおへそが見えました。見せているんじゃないです。見えちゃったんです。別にそれが売りとかじゃないです。たまたま見えました。それはそれでかわいいですが、それが売りじゃないです。辻はへそでしたが、なっきーはへそじゃない。へそはかわいいが、あくまで付録です。付録ですが、きらいではないです。たまたま見えちゃうんなら、見ます、ちゃんと。
それにしてもなっきーのキラキラ。前みたいにおでこをだすことなく、僕の好きななっきーヘアなわけです。髪とか口とか、いちいちこのやろーな感じでかわいいのです、なかさきのくせに。


MC
なっきーがエッセンスの意味を説明する。「エッセンスには、香りという意味と、物事の本質という二つの意味があると知りました。」「放課後のエッセンス」というツアータイトルは、深く意味を考えずに響きだけを捉えても魅力的ではあるが、深く探っていきたいと思わせる。やはりなっきーは頭がいいキャラだ。そういう方向性でいいと思う。だからこそ、笑顔が100パーセントじゃない。そこに人生への深い洞察が含まれるために、笑顔に憂鬱が混じりこむ。その魅力。困った笑顔のなっきーが好き。


MC(鈴木愛理)
愛理ヲタがどう思ったか知らないが、愛理は別におしゃべりがうまいわけではない。うまいわけでもないのに、長くしゃべる時間を与えられた。ゴーヤチャンプルの話を延々していた。これは練習なのだと思う。やはり、鈴木が℃-uteのエースなのだ。将来を見据えて、MCの練習だ。
僕は鈴木愛理嗣永桃子に、顔面のアンバランスという共通点を勝手に見出して、彼女達がそのバランスをヲタに補完させることによってアイドルとして成立している、という言い方で、彼女達の魅力を表現したい。いい意味で、彼女達はどうも人間らしくない。そういう意味では、例えばなっきーとは対極にいる。
もちろん、そうした人間らしくなさというイメージと、MCでの人間味とのバランス、なんてのが一番いいのかも知れない。


MIXの存在
どの曲だったかは忘れたが、曲前のMIXの存在が気になる。福岡イベの時にもあった。これがヲタ芸かどうかの議論もあるが、そのあり方を見れば(つまり楽曲と直接的に関係なく、主に応援よりは自己陶酔目的の行為でありそうな点から)、ヲタ芸と言ってよいだろう。曲のイントロで行われるために、℃-uteの歌声を阻害するわけではないから、取り立てて非難しようとは思わない(まあ僕はヲタ芸のどちらかと言うと擁護派だし)。ただ、文化的にどうして今℃-uteの現場で行われるようになっているのかは興味深い。果たして娘。紺では行われるか?
イントロで叫ぶだけで歌の邪魔をするわけでもなく、体の動きにおいてもOADのようには周りに迷惑をかけないMIXならハローの現場でも定着するのか?そういえば、Buono!の『ホントのじぶん』お披露目イベントでもやはりMIXをしているヲタがいる。それに面白さがあるとするならば、イントロで思いっきりMIXをやられて、曲のムードだとか魅力だとかが完全にぶちこわしになろうとも、「ジャージャー!!」とおしっこが漏れたみたいにヲタが一旦発散しきってしまった直後に、否応なくアイドルは歌い始めなくてはならない、ということを楽しむほとんどサディスティックな快楽ではないのか。僕は別にそれを否定はしない。ただそれが行き過ぎなければいいとだけ思う。かつてゆきどんの「東京きりぎりす」に真っ向から立ち向かったヲタ芸は、ある意味では「愛」と呼べたのだ。


はなをぷ〜ん(岡井・萩原)
全く想定していなかったので、純粋におどろき、うれしかった。
なんとなく振りは出来ちゃうので、ぷ〜んぷ〜んやってみる。萩原の狡猾さ、岡井の奔放さと性別判定不可能さで、やっぱりWじゃねーかと思わざるをえない。特にこんな風に歌われた日にゃあ。ああ、もし「はなをぷ〜ん」をダブルユーが歌ったなら、それはそれでほんとにファンタジーだったろう。でも、世代は代わる。


夏DOKIリップスティック(矢島)
曲途中のダンス、昼公演では失敗して、しまった、っていう表情まではっきり見えた。2列目くらいの近さだと、アイドルが見せようと思っている演出の裏の、素の状態は確かに見える瞬間がある。僕はそれを深読みしていこうとは思わないけれど、そういう表情が見えたときの魅力というのは抗いがたい。
舞美は「女性」だなあ。とはいえ、それでも℃-uteでもいいような気はする。…実を言うと、なっきーの胸部の成長具合も、僕はゆゆしき事態だとは考えている。悲観的な見方をするなら、いや、これはあくまでポジティブに言いたいのだが、このライブは℃-uteの最高地点じゃないのかな、という思いもあった。今こそ℃-uteは旬なんじゃないのかと。じゃあこれから下り坂とか、そんなことはいいたかない。けれども、今が最高、という感覚は少なくともその場においてはあったような気がする。


わっきゃないZ
よっしゃよっしゃよっしゃー!


昼公演後にピンナップポスターを2枚買ったら、しっかりなっきーをあてられるといういい流れ。すげー幸せだった。
さて、ポイントとなるMCに関する考察のみ、またあとで。