10年という歴史

一方で、今日の読売新聞です。
見開き2ページに渡る広告の意義についてはこちら↓で十分に分かります。
http://d.hatena.ne.jp/eal/20070116(activeエレンさん)
実際、広告として見ても非常にうまいと思う。来月の『広告批評』で天野祐吉の言葉を頂戴できるんじゃないか?
わざとらしく切り貼りした顔よ。ああ昨日僕が道重について書いた通りじゃないか。ペラペラしたもんを23枚貼り付けたら歴代モーニング娘。の出来上がりだよ。ペラペラしててもそれが娘。だよ、そう、薄っぺらな「ぺらぺら」じゃない。僕らに饒舌に語りかける「ぺらぺら」なんだ。『それではいっしょに唄いましょう。』って言っているじゃないか。そしたら歌うしかないじゃないか。一般人には「ザ☆ピース!」がせいぜいだろうけどな。
娘。が人気凋落だって?そうかな?ほんとうにそうか?言いたきゃ言えばいい。同様に人気のない「安倍内閣」とでも言いたいかい。ところがどっこい、解散なんかしねえよ。モーニング姿で整列して、ここからがまた歴史の始まりだ。
歴史。10年というのは、大げさでなく「歴史」という言葉遣いを許されるだけの期間ではあるだろう。僕もつい先日ヲタ7年目に突入したのだ。歴史という権威。
それにしても、この広告は誰に向けてのものなのか?少なくとも直接的にヲタ向けではなかろう。エレンさんが書くように、これは「大企業のイメージ広告そのものである」。あの事務所にして、こういう気概を示してくれたことは本当に感謝したいと思う(それがただの「ポーズ」であっても構わない)。「モーニング娘。」が単なるアイドルではなくて、単に企業利益のために使われるものではなくて、ある種の「理念」のもとに社会にメッセージを発信してきた存在であるということ。そしてこれからもそうあり続けるという宣言。こんなことを書くと一般の人々は笑うかもしれないが、僕はベタにこの発言を言い切る。この宣言を、今までの紆余曲折、さまざまな政治的事情を超えて、全ての歴代メンバーの顔写真をそろえてやりきってくれたことは大きい。福田も、矢口も、そして加護さえも僕らに笑いかけている(あ、福田笑ってねえや)。
僕はモーニング娘。が好きだ。こんな広告やられた日にゃ、もっと好きになってしまう。同時にヲタやってきた自分のことも誇りにできる。この見開き広告は、記念に9月までポスターみたいに貼っておこうと思う。…構造改革?やってみろよ。僕が愛想尽かすとでも思っているのか?
……でもちょっとだけこわいな。