太田市

画像にあるとおり、太田市は、スナックの上に教会があるような街だ。
駅からのメインストリート沿いに、3階建ての建物が長屋のように連なっているんだが、どうにもさびれている感は否めない。
地方都市って、こんなもんだよなと思う。
北海道を旅行したときも感じたが、地方の都市って、なんか哀しいのだ。
飲食店の店員が少なかったり、100円ショップの飾り付けがあまりにお粗末だったりするのを見るにつけ、田舎の人間が都会にあこがれるということをとてもよく理解できるようになるのだ。
メインストリートで一番目立つお店がやっぱり水商売だったりすると、疲れる街だなあと思う。はやく出て行きたいよって、思っちゃうのは無理ないと思う。
そういう街で育つ子供はどうすればいいんだろう、とあまりにも勝手な心配をしたのだ。
コンプレックスを感じて、ちょっと背伸びをしようとすると、ろくなことがない。
なんて、宮台真司の本でこういう都市の子供のことを書いてあったのをちらと思い出しながら、この街をあとにした。