身動きが取れなくなる

今日のWミュージカルはFで見た。
今日はちょっと行くのめんどかったんだよな。
つい買ってしまったんだが、横浜まで行くの結構めんどくさいんだよなあ。
で、夜公演を見ました。そしたら、まあこうなると思っていたけどさ。


本当に萌えたときって、勝手に「かゎぃぃ〜」と情けない声が出るか、身動きが取れなくなるかするもんだが、両方の症状が出ました。自分のみならず、なんか会場中そんな感じなんだよな。
今日は23日と違い、2階席までほぼいっぱい。その観客みんながWの魔力にかかったんじゃないのかなあ。
ハローでミュージカルを見るときの楽しみというのは、次第にアドリブが多くなってくる様子を見ることだと思われるが、今回のミューの場合、アドリブというより、去年のWライブで見られたような奔放なMCが演技中に飛び出すことが何より面白い。
キャラ&メルとしての演技と、加護・辻としてのおしゃべり、それらが不自然さなく渾然となった舞台。その自然さはもちろんキャラ・メルのキャラ設定が加護・辻をもとにしてるからであるから当然ではあるのだが、彼女たちが舞台上で演技と素をあれほどまでに絶妙なバランスでまぶしこんでくる様に我々は魅了される。
23日はごっちんの靴下を間違って履いていたこと、今日は八段アイスの話を辻はしていた。ののが話すとなんであんなに楽しいんだろう。彼女が幸せそうであると、見ているほうまで幸せになれるのはなぜなんだろう。って、ありがちな問いを立ててしまいました。場の空気を変えられるよね、Wは。ほんとに、それこそがアイドルに求められるべき素質なんだろうね。
ミュージカルがリピーターにとって面白いのは、彼女達自身が、おそらく台本どおりに進むことに満足せず、新しいことをして楽しもうという気持ちがあるからだろう。我々はそれに呼応して楽しむのだ。そこには、例えばハロモニのコントのように、つまらないものを読み込み方で面白くするというような無理が必要ない。そういう意味では、気楽に楽しめる舞台だと思う。彼女達は、セリフを間違ってもそれを利用して楽しくしてしまうだけの力と余裕があるんだし。


確かに、子供向けの舞台には違いない。けれど、わしはなんかWの力をまたあらためて感じたんだなあ。舞台中は、観客をその世界に引き込める。その意味では彼女達はちゃんと役者なのだ。