2010ハロー!プロジェクト新人公演6月〜横浜HOP!〜

いま一番熱いアイドル現場はここだ、とか、言い過ぎたいくらい。横浜BLITZ昼公演を見た。
アイドルの側も成長過程の中で毎回違った表情を見せてくれるし、ヲタの方も様々なヲタが混ざり合って混沌とする。そしてセットリストの方は安心のハロプロ楽曲。
以下気になったメンバーについて。


平野智美
初めのMC、ものまねカラオケみたいなコーナーで、シブがき隊の『スシ食いねェ!』を相変わらずの無表情とテンションの低さでやりきるひらっち。隣のカリン様のハイテンション&過剰な表情の豊かさがコントラストとなる。今までの新人公演では幽霊部員のようになっていたが、まさかの抜擢。とは言え、あとは「大きな愛でもてなして」まではほぼ消え去る。物販の生写真でも明らかに笑わないよう指示されたような表情が際立つ。
こういうの、つまり、はじめからトップ取れないのが分かっているメンバーがいるということをハロプロアイデンティティだと思いたい。別にこれは批判ではないが、AKBのように選挙をやれば、どうしたってみんなトップを目指すわけで。ハロプロは選挙をやらないし、やるべきではない。


竹内朱莉
たけちゃんは髪が短くなって顔が丸くて、少年やら少女やら分からなくなってよかった。歌のパートも多めにもらっている。


仙石みなみ
仙石さんは目元に漂う妖艶さに注目すべきだと思う。体重はありそうなのにふゎふゎしているのも独特の雰囲気でよい。


西念未彩
前半、お腹を出していた時にはどうしようかと思ったが、後半は隠してくれたので心穏やかに見ることができた。ともかく、西念さんを支持するわけにはいかない。しかし。大阪恋の歌でも、まともな歌パートは与えられず、一体何のためにいるのかと思わせながらも、決してひどく忌み嫌われるわけではないその存在感って一体なんなんだろう。


宮本佳林
カリン様、と呼ばざるを得ない。この子の表情の作り方は気持ち悪いほどに過剰だが、しかし圧倒的な存在感。彼女と対等に渡り合えるのはたけちゃんくらいか、と見ていたが。


田辺奈菜美
めちゃホリでカリン様と奇跡のコンビ結成。いずれこれでデビューもありじゃないかと思わせる。MCで表れたSっぷりも、ヲタを狂喜乱舞させた。



それにしても、オールスタンディングだからなのか、それとも新人公演だからなのか、ヲタの叫びやリアクションの大きさが際立つライブだった。相手がいたいけな少女だからこそ、ネタとしてだったとしても、あるいはガチでも、熱狂できるってのはあるんだろうと思う。そしてその少女が少しずつ変化、成長していく。新人公演って3か月おきくらいの、絶妙な間隔でうまいこと開催されているもんだなあと思う。つい、行ってしまう。