濃密な時間

久しぶりに日記を書く。


電車に乗って座っていたら、正面で小学1、2年と思われる男の子と女の子がなぞなぞを出し合っている。
とある駅に着き、女の子が降りることになり、明日の待ち合わせについてあわただしく2人が話し合う。
「ホームの女性専用車両の前ねー!」「女性専用車両?」「あっちのほう」「先のほう?」「あんまり先だとわるいから」「女性専用車両の前?」
ホームに降りた女の子と、電車の中の男の子が、鳴り響くベルの中で必死に言葉を交わしている。
結局まとまらないまま、ドアは閉まった。
まるで、それで会えなかったら二度と会えないみたいな、そんな必死さで。


今となってはほんの些細なことが、こどものころ、本当にひとつひとつ大ごとで、だからこそ必死で生きていたんだと思い出す。僕もどうでもいい学校の宿題で悩んで、どうしようどうしようと思っていた。でも、そのおかげで時間が濃密に流れていたという気もする。


で、何か知らないけど仕事へのやる気も出てきた。
これから繁忙期だ。日記の更新をちょっと抑えないと、さすがにシャレにならなそう。