複製される神々

改めてヤフオクを物色して、今回の文化祭のグッズの恐ろしさに気づく。
いやー、買い集めるのは大変だ。
値は張っても、ヤフオクで買うという立場をとります。

グッズを集めて、推しの世界を完成させるべく動く、それを行動の準拠点として生活を形作る。
そんな風に信仰の証明の手段としてグッズが機能する。

のと共に。

現場ではその完成のためにどうしてもトレーディングが必要になる。
そうして現場のヲタの連帯が形成される。

以前それを、『「アイドル世界」という物語の代わりに、モーヲタは「現場」において「オタク世界」をより強く構築することでアイデンティティを獲得するようになったのだ。』(卒論より)
と書いたけれども、どうなんだろうなあ。
今、ヲタの現場じゃ、アイドルが超越的他者として君臨してくれて、ヲタ同士が内在的他者として馴れ合うっていう、割と健全な社会が形成されているんじゃないかなあ。
ともかく、さっさと買いあさるぞ。