ケースの中で踊る

中野に行った。中野ブロードウェイに行った。
GWの時に公式グッズを扱う店を見つけそこなったが、違う場所にあったんだ。
なんかおもしろくて長々生写真とかいろいろ眺めていてすげー時間がたってしまいました。のんちゃんの写真を数枚購入。やっぱり、写真に対する執着ってあるなあ、多くのヲタに。卒論でも研究はしたけど、推していることの証明か、そう行動するように決定付けられているからか、なんだか知らないけど、買っちゃうよ。買ったかどうか忘れても、買っちゃうよ。その場のお祭り的な感覚もあるよな。物販でついどうでもいいものもノリで買っちゃうようなもんだな。
それにしても、公式グッズだけでも、なんという蓄積だろう。自分の知らないグッズも溢れかえっている。ハロショにツアーグッズ、あるいは販促グッズなど、ありとあらゆるところにアイドルの名や図像や写真が偏在している。神はひとつでありながらどこにでもいる。辻を「シール」だと言ったのもこういうイメージに近い。
僕たちはほんとに一体なにを消費しているのだろう。これやはり、宗教的ではあるよね。


最近流行りらしいが、レンタルケースというものがブロードウェイの中にもあって、自分で売りたいものをケース内に展示して、小遣いを稼いでいる人たちがいる。しかしまあ多くの人にとっては儲けが目的というよりは、このブログと同じように、あるいはどうでもいい携帯での会話のように、いちおう人とのコミュニケーションの体をなしながら、結局のところ単なる自己顕示であるというところだろう。レンタルケースが大きくなっただけの部屋にそいつは住んでいたりするんだろうし、それがさらに大きくなったら、秋葉原っていう街になったりもする。
そんな、開いているようで閉じているようなケースを見て、脆弱な自我の象徴だよなあとか思いながら、自分も同じ穴のムジナ。