社会から降りる

ケータイでドラクエをやってる。
それで今日が終わった。
思えば、小さい頃はあんまりゲームをやってない。
自分はRPGをやりたいとは思わなかったのだ。
何でかって言うと、たぶんそれは、僕がいい子だったからで、
親の言う、「字が小さいから目が悪くなる」というのを素直に受け取ったからだろう。
そんなことしないでも、抗えない遺伝子の働きによって自分の視力はあっという間に落ちた。
それで、僕はゲームをあまりやらなくなった。
(ところで、ゲームをするのと勉強をするのは、一体どっちが目に悪いのだろう?)


ともかく、小中と僕はあまりゲームをやってない。
だからといって友達から疎外されることもなかったし、問題はなかった。
まったくもって、真面目に勉強してたもんだ。

はじめてドラクエをやったのは高校生だった。
ひょんなことからドラクエ2をパソコンで始めた。
宿題を終えた0時頃から2時過ぎまでやって、朝7時前に起きて学校に行った。
今の自分からすればタフな時代だった。


「働けど働けどなお我が暮らし楽にならざり」ではないけれど、
小さい頃の自分は結構頑張っていたのに、今、別に楽な思いはしていない。
ともかく、社会から降りたい降りたいと思っている。
ゲームってのは現実逃避にはもってこいだ。
6時間もドラクエをやっていりゃ、自分という存在は消えてなくなっている。


それが終われば、またボンバーマンでもやろうかなんて思い始める。
社会から降りたい、おりたいや、おリタイヤ。なんて、AERAのコピーみたいだ。