Perfume

いつか聞こうと思っていてなかなか聞けずにいた。
リニアモーターガール」を聞く。
オフィシャルサイトで「キュートでポップな近未来型テクノユニット」
と位置づけられているとおりの印象を受けた。
一言で言うなら、「カタカナの世界」だ。
リニアモーターガール」にしても、
「ファンデーション」にしても、
「コンピュータドライビング」にしても、
ほとんどその語の響きだけで曲が成り立っている。
それが一体どういう意味なのかはほとんど問われないままで、
その語が醸し出す「なんとなくなかっこよさ」を保って曲が成立している。
ほとんど聞いてはいないが、ファーストシングル「スウィートドーナッツ」も、
セカンドの「モノクロームエフェクト」も、
サードの「ビタミンドロップ」も、そんな感じなんだろう。
逆にそうした効果を生み出せているという点で、
歌詞としては面白いものに仕上がっているという印象だ。


それにしてもなんて機械的で無機質なユニットなんだろう。
曲からの印象だけで判断すると、人間味の欠片もない。
で、その徹底ぶりがいい。
だが、そんなユニットが握手会をやっている、というのが自分にはどうも不自然に感じられた。
距離をとって、実在感を希薄にしたほうがいいのではないか、そんなことを考えてしまう。
だけれども、いや、やはりそうではない、とも思うのだ。
正直、考えがまとまっていない。
ただ、なんだかな、このユニットに関してはいろいろと考える価値がある、と思う。
また機会を改めて、ちゃんとしたことを書こう。


さて、明日は相模大野だ。
あまり好きではないアルバム曲はタイガーで、
打てる曲は死ぬまで打つ、というメリハリをつけよう。