HIGH SCORE!

とりあえず、特に期待しないで行ったことは確かだ。
でも、久々の参戦だったわけで、それも5列目通路という良席だったのだから楽しめる条件としては申し分なかったはずだ。だから、感想には否定的なことを書くつもりはなかった。
いくらヲタからしばらく離れているとはいえ、現場に行きゃあヲタの血が騒ぐものだ。
そう、今日は楽しい紺である。ふぅ。



することねえ。




会場外は変わらずヲタの現場らしかった。
久しぶりの中野はなにも変わっちゃいない。それはいい。
問題はライブ自体だ。



することねえんだ、本当に。
前の席で、こんなにタイガーばかりなんて。
そう、他のヲタも明らかに、何をして良いか、自分を持て余していた。
棒立ちのヲタ、ただ惰性で力無く手を振るヲタ… いいのこれで?
ベリとの混合紺がつまらないのは承知で来たはずなのに、その予想を上回る「何をしようもなさ」なのだ。去年のようなWの魅力が出るぐだぐだトークもあまりなく、持ち歌を歌わせないカラオケ方式によってさらにどうしたいのか分からないライブの作りになってしまった。
結局結論は一緒なんだが、ベリとWは組んじゃダメだ。
ほんと、楽しめた曲って「愛の意味を教えて!」とハッピーバースデイくらいで、いやいや、これで金取っていいのかあ。


で、申し訳ないんだが、やはりベリ工をどうしても認められない自分も再認識した。特定の名は挙げないが、ベリのあるメンバーにちょっと我慢できないほどの嫌悪感を感じてしまった。なんだか、ベリを認めることは自分の考えるヲタというあり方を否定することなのだ、多分。
それはさておくとしても、ベリ工の見せ方はひどいと思う。水商売みたいな衣装を着せて、ロボキッスの振りをさせるなんてえげつなすぎる。それはキッズではやってはいけないことだと思う。そんな売りかたしてったら、すぐ消える。売り方を考えろといいたい。そんなものが売りではないだろう。運動会の短パンのようなやばさはいい。そういう意図しないようなエロさはいい。でも、明らかにエロいですと本人にも分かるような衣装を着させることは大いに問題だと思う。せめて、方向性をはっきりさせて売ってください。


ライブが終わった時、隣りの客がつまんねえと言って去っていった。…同感だ。
ライブ後のバンザイも何もなかった。空間の統一感みたいなものが何ひとつなかった。
そう、一つになれないライブなんだ。拡散してる、散漫なライブなんだ。
好きなメンバーが出たらがっついて、あとはロビーに出て行きたいようなライブなんだ。
ヲタは、戦った方がいいんじゃない?
これ、満足してるヲタってどれくらいいるんだろうか。
ベリヲタも、Wヲタも妥協して、しょうがなく来てるんではないのか?
こんな宗教的なビジネスだから成り立っちゃってるけど、信者はもう少し現状を変える戦いをすべきなんじゃないのかなあ。事務所になめられすぎだよなあ。


それにしても、ずっと考えてきてるんだが、ハロプロにおけるキッズの特殊性ってなんなんだろう。どうして特別に見えちゃうのかなあ。よくわかんないなあ。