ももクロちゃん

ももいろクローバー LIVE & SHOW …& MOVIE!」in 池袋グリーンシアター。
5月にももクロを見て以来、いつか行こうと思っていた二度目。
今回は映画の告知と寸劇とライブが合わさった、ごった煮のようなイベント。
せっかくメンバーを色分けすればいいのだから、ハロプロで言うところのヲタTを売ればいいのに、と思う。客席の色合いが地味。ハロプロが特殊なのかもしれないが。
寸劇と映画告知で30分、そのあとライブが1時間以上。定価3000円のイベントとしてはかなり贅沢。
大事だと思うことは、アイドルが頑張っているように見えること、そして楽しそうに見えること。どのアイドルも頑張っている。それは分かる。ただそれが観客にどう伝わるかがとても大事だ。ももクロは頑張っているように見える。踊りも寸劇もそう。そしてゲームコーナーでの楽しそうな姿。アイドルが幸せであること、少なくともそう見えること。そしてそれが観客に感染すること。グリーンシアターは多幸感に包まれた。最近、あまり感じた記憶がないそれが新鮮に思われた。
ももクロには自己紹介の儀式的なものがあって、それぞれのメンバーが決まったフレーズをリズミカルに言う。ファンもその掛け合いに参加し、自己紹介を完成させる。そこで非常に内輪な雰囲気が出る。あ、知っている人の空間だ、と思う。ぼくはあまり知らないからついていけない。ももクロヲタになるなら、それを知らなければいけないし、身体に刻まなければならない。そうした文化の「場」のようなものを感じた。とはいえ、ももクロ現場はハロプロのファン文化とさほど変わりはしない。PPPHもコールも、同じようなもの。
ももクロは勢いがある。そう思う。『NICE IDOL(FAN) MUST PURE!!!』において、ハロプロびいきの佐々木会長はももクロの拙さを批判するが、ぼくにとってはエネルギッシュに10曲を踊りきる彼女たちの生命力のようなものは魅力だ。特に「行くぜっ!怪盗少女」の一曲の中の流れに感動した。
それにしても、なぜこれでファンが少ないのか。キャパ170程度のグリーンシアターでも定価以下で買えてしまう現状に心配になると共に、いま現場にいるももクロヲタさんたちはかなりおいしい思いをしているだろうなあと思う。
ダラダラ書きましたが、要は、また行く気にさせられるアイドルだった、ということです。